隠岐の島の乳房杉

乳房杉
隠岐の島にある『乳房杉(ちちすぎ)』。
(クリックすると大きな画面に飛びますが、ちと重いです)

樹齢800年を越える大木で、枝から垂れるようなこぶがついています。
写真に撮るとちんまりとして見えてしまうのが残念ですけれど、左下あたりにあるこぶが2mほどなので、ほんとにとてつもない巨木です。

昨年の大雨で隠岐の島はあちこち道が寸断していて大変だったのですが、この杉までは復旧していたので、今年は写真に撮ろうと決心。
昔はこの木を見るために徒歩でざくざく6キロほど歩いて、やっと仰いで見ることができる、という感じだったようですが、今は木のまん前まで車で行けます。

とにかく見上げてビビります。
めちゃくちゃ大きいので。
木の下まで行って自分込みで写真撮りたかったけど、自分がカメラ持ってるから撮れないじゃん…。
ちなみに、この写真は小さなデジカメで撮影してます。
一眼レフだともう少し巨大感出るのかなあ。
でも、所詮なデジカメで撮ってこの状態まで撮影できるので、被写体のすごさっていうのはあるんじゃないかと思います。

『乳房杉』、一度はナマで見たかった。
せっかく毎年島に帰るのに、20年目にしてやっとだ。
木っていうのは樹齢500年を超えるとやっぱり植物というより生き物に見えるみたいです。
100年200年の木は子供の木、って感じですよ。
周囲にある杉の木がそれくらいじゃないですか?
よくわかんないけど。

昔はここまで行けなかったんです。小さい子連れてだと躊躇する山道だったみたいで。
シュインと車で行けちゃうようになったので、ラクはラクなんだけど、ラク過ぎて有り難味ないような。
わたしたちが見てる間も、ハイヒールサンダルのお姉さんがたが沢山いらしたので。
姉さん、姉さん、いくら車で来れるからっちゅうても、この草むら、ヒールはやばくね?とちらりと思いつつ、転ぶことを期待する鬼畜なわたし…ふふふ。
と、いうかね、根、傷めないでね。
枝も傷めちゃだめですよ。
800年生きた、大事な大事な樹ですからね。

冷気というか霊気というか、ひんやりとした空気があたりにたちこめた場所だったのでした。
今年の隠岐の島は涼しかったな。
来年は一眼レフ持って行こう。
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