余裕なし親子日本代表
小学校5年生の次男の夏休みの宿題がやっと今日終わったようです。
駆け込み2日前やんか。
都合の悪いことは忘れてしまっているだけかもしれないけれど、わたしは小学生のときに親に宿題を手伝ってもらった、という記憶がございません。
自由研究も工作も、自分で考えてやって持って行っていた……と、いうか、親に言うと「そんなつまんないもん持って行くな」と言われるので、知られたくなかった。
なんか、そんな記憶があります。
うちの両親はそもそも教員ですからね…。
学校の先生がわが子の宿題手伝ってたらシャレになんないよな。
ところで、うちの子は今年は「社説」をひとつ書かなきゃならないそうで、小学校5年生に社説は難しいかもしれんなあ、と思っていたら、案の定「社説」の意味から説明しなきゃいけなかった。
一度、お父さんに説明してもらっていた癖に、聞いてすぐに着手しないから忘れてしまって、またわたしに聞いてくるわけです。
駆け込み2日前やんか。
都合の悪いことは忘れてしまっているだけかもしれないけれど、わたしは小学生のときに親に宿題を手伝ってもらった、という記憶がございません。
自由研究も工作も、自分で考えてやって持って行っていた……と、いうか、親に言うと「そんなつまんないもん持って行くな」と言われるので、知られたくなかった。
なんか、そんな記憶があります。
うちの両親はそもそも教員ですからね…。
学校の先生がわが子の宿題手伝ってたらシャレになんないよな。
ところで、うちの子は今年は「社説」をひとつ書かなきゃならないそうで、小学校5年生に社説は難しいかもしれんなあ、と思っていたら、案の定「社説」の意味から説明しなきゃいけなかった。
一度、お父さんに説明してもらっていた癖に、聞いてすぐに着手しないから忘れてしまって、またわたしに聞いてくるわけです。
「お母さん、シャセツってなに?どうやって書くの?」
お父さんに説明してもらっていただろう、とか、今までほうっておくからだ、とかお決まりの小言がほとばしり出て、説明しなきゃなあ、というところまできて、心の中でなんでこんな面倒臭い宿題なんだよ、とつぶやくのです。
「自分の生活で何か思うことはないの?」
「ん〜〜〜〜……」
「自分を取り巻く社会の出来事でね、聞いて自分で何か考えたりしたことないの?」
「ない。(キッパリ)」
「ニュースとか聞いたり、新聞見たりとかしてさ。」
「ないよ。(キッパリ)」
「何にも考えないの?」
「うん。(キッパリ)」
「何にも思うことがないわけ?(少し声がうわずる)」
「うん。(キッパリ)」
「別にさ、テレビで聞くような大きなことでなくてもいいんだよ。自分を取り巻く生活っちゅうもんがあるやろ?学校の行き帰りや、なんやかんや、普段生活してて、考えることがないんか?」
「ないもん。(キッパリ)」
「なーんも考えることはないのか??(声が裏返る)」
「うん。(キッパリ)」
「今のぼくの生活は平和そのものです神様ありがとう」って書いて出してしまえ、と思わず心の中でつぶやいてしまうわけです。
でも、それじゃあ宿題やったことにならないので、次の出方を考えなきゃならない。
「スーパーのさ、袋を持っていくとか、お母さん話しをしたじゃん。」
「うん。」
「車に乗せてるとき、車の中から子供がどういうふうに見えるか、ちゅう話しもしたじゃん。」
「うん。」
「そういうの聞いて、ふーんで終わってたわけ?」
「うーん……。スーパーの袋、なんで持って行くの?」
「し、省資源だろ。」
「なんで省資源になるの?」
「あのな……(頭を抱える)自分で調べなさい。パソコンあるでしょ。」
「どうやって調べるの?」
「アニメのサイトが調べられて、なんで省資源が調べられないんだよ。」
一番の理由は、いちから省資源を説明するのが「面倒臭い」。
親の本音はそんなもんだよ。
パソコンの前に放り出すと、何をキーワードにすればいいのか分からんとか、それらしきところに行ったら難しいことばっかり書いてあるとかぐずぐず言っていましたが、キッズgooで何とか小学生向けのサイトに行きついて、それらしき社説も書いたようです。
来年はゼッタイ計画表作らせて自分で宿題をさせよう。
…そう、そんなことを長男のときも考えてたと思う。たぶん。
わたしだって、仕事のスケジュールは手帳に書き込んでるのだ。
納期に遅れるなんてことはない。
絶対ない。
そう、確かにないけど、
「もしもしー、ええとねー、なんで電話したか分かるよねー」
「あっ、○○さん、どうも、お世話ンなります。ええと、何でしたっけ。」
「年に2回のイラストの件ね。」
「あ、そうそう、覚えてますよ。××ですよね。」
「そう。優秀、優秀。そろそろ提出期限だからね。」
「えっ…もう、そんなでしたっけ。」
「そうだよー。9月10日に初校だからねえ。」
「そっ…そうでしたっけ。」
「そうでーす。じゃ、よろしくー。ラフは月曜あたりにね。」
半年も猶予あって、なんでできとらんのじゃ!
そのとき、ふいに何の脈絡もなく「徹子の部屋」のテーマソングが頭に浮かんで、思わず口ずさんでしまいました。
「余裕なし親子日本代表」で出演でもしてるような気分。
お父さんに説明してもらっていただろう、とか、今までほうっておくからだ、とかお決まりの小言がほとばしり出て、説明しなきゃなあ、というところまできて、心の中でなんでこんな面倒臭い宿題なんだよ、とつぶやくのです。
「自分の生活で何か思うことはないの?」
「ん〜〜〜〜……」
「自分を取り巻く社会の出来事でね、聞いて自分で何か考えたりしたことないの?」
「ない。(キッパリ)」
「ニュースとか聞いたり、新聞見たりとかしてさ。」
「ないよ。(キッパリ)」
「何にも考えないの?」
「うん。(キッパリ)」
「何にも思うことがないわけ?(少し声がうわずる)」
「うん。(キッパリ)」
「別にさ、テレビで聞くような大きなことでなくてもいいんだよ。自分を取り巻く生活っちゅうもんがあるやろ?学校の行き帰りや、なんやかんや、普段生活してて、考えることがないんか?」
「ないもん。(キッパリ)」
「なーんも考えることはないのか??(声が裏返る)」
「うん。(キッパリ)」
「今のぼくの生活は平和そのものです神様ありがとう」って書いて出してしまえ、と思わず心の中でつぶやいてしまうわけです。
でも、それじゃあ宿題やったことにならないので、次の出方を考えなきゃならない。
「スーパーのさ、袋を持っていくとか、お母さん話しをしたじゃん。」
「うん。」
「車に乗せてるとき、車の中から子供がどういうふうに見えるか、ちゅう話しもしたじゃん。」
「うん。」
「そういうの聞いて、ふーんで終わってたわけ?」
「うーん……。スーパーの袋、なんで持って行くの?」
「し、省資源だろ。」
「なんで省資源になるの?」
「あのな……(頭を抱える)自分で調べなさい。パソコンあるでしょ。」
「どうやって調べるの?」
「アニメのサイトが調べられて、なんで省資源が調べられないんだよ。」
一番の理由は、いちから省資源を説明するのが「面倒臭い」。
親の本音はそんなもんだよ。
パソコンの前に放り出すと、何をキーワードにすればいいのか分からんとか、それらしきところに行ったら難しいことばっかり書いてあるとかぐずぐず言っていましたが、キッズgooで何とか小学生向けのサイトに行きついて、それらしき社説も書いたようです。
来年はゼッタイ計画表作らせて自分で宿題をさせよう。
…そう、そんなことを長男のときも考えてたと思う。たぶん。
わたしだって、仕事のスケジュールは手帳に書き込んでるのだ。
納期に遅れるなんてことはない。
絶対ない。
そう、確かにないけど、
「もしもしー、ええとねー、なんで電話したか分かるよねー」
「あっ、○○さん、どうも、お世話ンなります。ええと、何でしたっけ。」
「年に2回のイラストの件ね。」
「あ、そうそう、覚えてますよ。××ですよね。」
「そう。優秀、優秀。そろそろ提出期限だからね。」
「えっ…もう、そんなでしたっけ。」
「そうだよー。9月10日に初校だからねえ。」
「そっ…そうでしたっけ。」
「そうでーす。じゃ、よろしくー。ラフは月曜あたりにね。」
半年も猶予あって、なんでできとらんのじゃ!
そのとき、ふいに何の脈絡もなく「徹子の部屋」のテーマソングが頭に浮かんで、思わず口ずさんでしまいました。
「余裕なし親子日本代表」で出演でもしてるような気分。
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