うだうだ

お客さんが急に長期不在になることになったので、スケジュールがぎゅーっと一週間ほどタイトになってしまい、「うわーうわー」と言いつつ、けっこう間に合わなかったものも多かった。
後に残したものは、「こんな風に進めますので、また明日にでも」みたいな打合せをしたら、
「あ、もう、戻ってからでいいから」
に、なり、そしたらぎゅいーんとスケジュールが伸びた(と、いうより普通になった)ので、途方もない解放感。
気分はパラダイスで、この解放感たるや、きついガードルを脱ぎ捨てた時のアレに似ている…と、某SNSで書いたらえらくうけてしまいました。
ここで気を抜いたら結局火事場のバカ力を発揮するはめになるのだが、と分かっているのに、今日は一日ぼんにゃりして過ごしてました。はい。

とりあえずスケジュールが普通になったので、駆け込み健康診査やら、事務処理やら。
しかし日頃の疲れがこういう時に別の形で噴き出すんだなあ、と思ったのが車の運転をしている時で。
この2日間、二回ほど後続車にぷーぷー警笛鳴らされて。

一度目は十字路で、私の前の車は大きなトラックだったのですが、それが右折のために十字路内に出て右折待ちをしていたのですね。
この車、青信号内で曲がれるかな、と思っていると、歩行者用の信号が点滅し始めたので、あ、これはもう私は信号待ちだ、と停止線で止まることに。
そしたら、後ろの軽トラのおっさんが、「はよ行けや!何で止まっとんじゃ!」的にぶーぶー。
トラックが曲がって信号見えたらもう赤ですよ。
行きたきゃ、勝手に行けや!でバックミラー越しにおっさんの顔を睨みつけたら、おっさんは「あ、あれえ??」みたいな顔してましたですが。
あんたが信号無視する分には私は止めねえぜ。

二度目は細い道で、前方から車が来るのが見えていて、片側に駐車している車があったので、止まって先に行かせてあげようと停車したのですね。
ところがその車は手前の道でウインカー出さずに「あれ?曲がるんだっけ?直進だっけ?」みたいな感じで戸惑って停まってしまい、こちらは相手が迷っている曲がり角に曲がる予定でしたから、「あれ、どうすんの?」で待ってて。
その時の後続車がまた「何しとんじゃ、はよ行けや!」でぷーぷー。
直後に前の車が左折していきましたら、道は空きましたが、乗ってた後続のじいさんは「なにやっとんじゃ」みたいな目で私を追い越して行きましたですね。
前の車が見えんのかおのれは! と、こんときはさすがに降りてどやしつけそうになりましたが、どやしつけそうになった自分の余裕のなさにげんなりきましたですね。

実は島根県のドライバーはよほどのことがない限り警笛をほとんど鳴らしません。
街中でも車間距離がさほど近くないからです。
関西ではよくみんなぷーぷー鳴らします。
鳴らさないと危ないからです。
つまり、この土地で警笛を鳴らされる、というのはよっぽどなことなのです。
そんなによっぽどなことをしたのだろうか、と今でもよく分かりません。
ただ、決して「危険運転をしたから」ではなく「うざいから」で鳴らされたことは事実のようです。
「うざいから」以外に「迷惑行為」というのもありますが、相手にとっての迷惑はどれほどのものだったかはもうわかりようがありません。
この10秒20秒が、もしかしたら誰かの命の瀬戸際だったのかもしれません。
知りませんよ、それは。

ただ、よーくわかったのは、こんなちいせぇことに囚われてうだうだ愚痴こぼしてんじゃねーよ、私! ということです。

へえへえ。
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