凍死寸前バスケ観戦

風邪ひいたようです…。
これ、たぶん午後には熱が出るだろうなあ…。

金曜日の夜くらいに、なんだか喉が痛いなあ、と思っていたのですが、翌日は早朝からカイのバスケットの試合で一日体育館に詰めなければならず、役員だから行かないわけにもいかず、背中にカイロ、足にカイロ、ババシャツ靴下二枚履き、アウトドア用パーカ、中はフリースのベンチコート、上から押さえたら中身はどこ?くらいの重装備で挑んだのですけれど。

冬場の冷暖房設備のない体育館って、どれくらい寒いか想像つきます?
寒い、なんてもんじゃあありません。
どうしてこんな雪山遭難の疑似体験をしなければならないのかと思うほど寒いです。
午後から試合を見ながらも頭がぼーっとして眠くなってきていたのですが、思わず「眠ったら死ぬぞ」とつぶやきそうになったりして。

ババシャツなんて恥ずかしいわとか、この歳でラクダのパッチなんかはけねぇよ、とか、貼るカイロなんて使ったらもうそれでアタシの人生終わったも同然よ、なんて可愛いことを言っていると凍死しまする。
本当に凍りつきましたよ。
芯まで冷える、というのはまさにこういことなのね、と実感。
帰宅してお風呂につかってもまだ寒かったもんな。
これ、すでに風邪の前駆症状だったんでしょうね。
バスケの試合は数校集まっての親善試合だったので、とりあえず写真くらいは撮ってやるか、とカメラを持って行きましたが、指が凍えてしまってシャッターがうまく切れません。
それと、ファインダー覗いてても、ここぞというシーンがあんまりなかったんですよね。一応、チームのゴールの部分で待ち構えているんですけど、戻って来ないんだもん。ボールとられちゃって。
つまり、「下手」っちゅうことですね。
今の時期はこんなものみたいです。
6年生が引退して、今日の試合に出ている子たちの約9割は今まで試合らしい試合を経験したことなどない子たちばかりなんだから。

わたしは試合中、背番号頼りにひとりの子をずーっと追っていって、とりあえず全員をまんべんなく撮るようにしているのですが、どの子も顔の表情やら体の動きやらで予測つかないような無駄動きが多くて、あっという間に視界から外れてしまいます。
たまにうまく捉えても「この顔、写真に残していいものか」というほどまだ試合に挑むにはあどけないぽけっとした表情。
一瞬撮影をやめようかと考えたのですけれど、これも夏が過ぎれば変わることが多く、「最初の頃はこんな顔だったんだよ」という思い出話にもなるかと再度挑戦。
フィルムカメラなのでまだ結果は分からないですが…。

そういう中で妙に活躍したのがカイで、2試合目からいきなり動き出しました。
こいつは確かディフェンス寄りじゃなかったか?
監督の方針が変わったのか?
そう思うほど、ボールをよく見ていました。
「カイ、どうした?どげーんと吹き飛ばされとったな??」
試合後に監督がわたしに言ったくらいで。
「はあ、チャクラでも開いたんじゃないですかね。」
思わずそう答えました。

わたしはバスケのことはあまり詳しくないのですが、シンの解説によると、敵の攻撃時に動かず待ち構えていて吹っ飛ばされたら相手がファウルとられるんだそうな。カイは動いていなかったので、相手のチャージングというパーソナル・ファウルらしいです。
チャージングとブロッキングは自分がファウルになるか相手がファウルになるかの微妙な部分なので、いきなりそんな局面を見せたカイに監督がびっくりしたようです。

とにかく、つい数日前までぼよよーんとしてほとんどボールなぞ見ていたなかったカイからするととても腑に落ちないプレイの連発で、カイに
「あんた、どうした?第三の眼でも開いたか?」
と、おでこを指して尋ねると、
「別にぃ〜。普通通りやっただけ。」
可愛くねー。

子供たちは夏を過ぎると身長も高くなり、プレイにも磨きがかかります。
夏の間に両方がどのくらい伸びるかがそのあとの試合の結果に関わってくるのですが、弱小チームといわれているカイのチームが少しは強くなってくれるといいなと思います。
嫌だろうが、なんだろうが、こっちも一年試合につきあわないといけないんだし、母もバスケを勉強するから、キミたちも頑張りたまぇ。
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