乾杯

今日は長男のリョウが教育センターに行く日で、けっこう朝からばたばたしていたのですが、「すいまっせんっ、今から外出になりますんで、データは9時頃になりまっす!」と客先に電話して午後5時に出発。

なんかやだなあ、というのは出たときから思っていて。
と、いうのも、目が見えにくくなってから、夜間の運転はとにかく避けたい一心だったわけで。
午後5時はともかく、終わった頃には真っ暗だよなぁ、やだなあ。

午後6時過ぎ、教育センターを出発。
さあ、帰るべ、帰るべ。
いつも走り慣れた国道に。
今日は嫌な予感がするから、途中で横道に入ろう。
まっすぐ行くと、みんながびゅんびゅん飛ばす道になっちゃうし。

そう考えて、横道に入る左折レーンに入った途端、

どかっ!!!
がががががががっ!
…一瞬、人を轢いたかと思った。
その次に、タイヤが何かを踏みつけてパンクしたと思いました。

ががががががが、がりがりがりがり、と音をたてながらもスピードを落としてハザード。
とりあえず国道は下りて横道へ。
すさまじい音をたてながら路肩へ停車。
「リョウ、タイヤ見て。」
リョウは外に出てタイヤを見るなり
「うわ、お母さん、これ見て!」
…見てって、あんたに言ってんだよ。

なんと、タイヤと車の間に無残にひしゃげた18リットルのポリ缶が挟まっていたのよ。
あの、灯油とか水とか入れる、よくあるタイプのブルーのポリ缶ですね。

ウひゃー、これ、どうしたらいいんだ。
シンは出張だしなあ。
うーんうーん、と唸って、近くに行きつけのガソリンスタンドがあることを思い出し、スタンドの領収書を取り出す。
…電話番号が読めない。
暗くて読めない。

「リョウ、この領収書のどこかに電話番号書いてあるはずだから言って。」
「ええと、○○の××××…。」
で、携帯で電話。
馴染みのガソリンスタンド、作っとくもんだと思いました。
名前だけで、「ああ〜、どうも、どうも、どうしました?」
かくかくしかじか、と事情を話すとすぐに来てくれて、「ハンドル右にきって」「次、左にきって」と指示してもらって、何とかポリ缶を外してもらいました。

風で落ちたのか、何かのはずみで荷台から滑り落ちたのか分かりませんが、道路にポリ缶なんか落とすな、ばかやろー、というのもあったけど、落ちていたポリ缶に気づかなかった自分にショックを受けました。
…見えてない。

たまたま左折レーンだったから良かったようなものの、走行車線側だったらもうアウトだったな、とか、もしハンドルとられてたら、60キロくらい出す道路だから死んでたかもしれんな、とか思うと、ゾゾ〜〜〜としたのでありまする。

出張から帰ったシンは、ことの顛末を聞いて、夜道を運転するわたしに相当不安を感じたようです。
わたしだって怖いわな。
でも、しかたがないっていうのもあるしねえ。

とりあえず、今日のわたしに乾杯。明日が来ることに乾杯。
Diary | - | -