永瀬似の先生に検査される
大学病院その2.
初めての経験って、面白いもんですね。
医大のイケメン先生が誰かに似てると思っていましたが、やっと分かりました。
「永瀬正敏」です。ちょっと老けた「永瀬正敏」。
白髪あったよな…。
お昼前になると、先生お腹が鳴ってました。
お腹空いたのね。
検査、3時間もかかってるし。
永瀬正敏がイケメンというのかどうかは、人それぞれご意見もあるかもしれないですけど…。
…というか、わたし、病院に何をしに行ってるんだろう…。
今日は暗いところに30分閉じ込められて、金曜日は2時間にするんだそうです…。
窓も何にもない部屋を真っ暗にして2時間…寝てしまいそうだ…。
それと、蛍光剤を注射するんだそうです。
なんだかどんどん大掛かりな検査になってきて…怖いです。
先生ははっきりとはおっしゃらなかったですけど、「遺伝性の珍しい病気の可能性がありますので」とか。
「でも、別にそんな怖い病気じゃないですよ〜」とか。
その割には嬉々として検査してるんですけど、先生…。
そりゃあ、ほんとに「遺伝性の珍しい病気」だったら、遭遇する確率も少ないでしょうから、大学病院としては嬉々とする理由も分からないではないですけど。
「これって、ここぞとばかりにデータとりまくられてるよね。」
と、有給とってついてきてくれたシンに言うと、「ははははは」と笑ってました。
初めての経験って、面白いもんですね。
医大のイケメン先生が誰かに似てると思っていましたが、やっと分かりました。
「永瀬正敏」です。ちょっと老けた「永瀬正敏」。
白髪あったよな…。
お昼前になると、先生お腹が鳴ってました。
お腹空いたのね。
検査、3時間もかかってるし。
永瀬正敏がイケメンというのかどうかは、人それぞれご意見もあるかもしれないですけど…。
…というか、わたし、病院に何をしに行ってるんだろう…。
今日は暗いところに30分閉じ込められて、金曜日は2時間にするんだそうです…。
窓も何にもない部屋を真っ暗にして2時間…寝てしまいそうだ…。
それと、蛍光剤を注射するんだそうです。
なんだかどんどん大掛かりな検査になってきて…怖いです。
先生ははっきりとはおっしゃらなかったですけど、「遺伝性の珍しい病気の可能性がありますので」とか。
「でも、別にそんな怖い病気じゃないですよ〜」とか。
その割には嬉々として検査してるんですけど、先生…。
そりゃあ、ほんとに「遺伝性の珍しい病気」だったら、遭遇する確率も少ないでしょうから、大学病院としては嬉々とする理由も分からないではないですけど。
「これって、ここぞとばかりにデータとりまくられてるよね。」
と、有給とってついてきてくれたシンに言うと、「ははははは」と笑ってました。
暗い部屋に閉じ込められる時、シンを引きずり込んでつき合わせました。
30分ひとりでもたないから。
明かりを消されると、中にある計器類の小さな光しかなくなって、あとはほんとに真っ暗になるんですけど、シンはそれでもその小さな光だけで部屋の中に何があるか分かるんだそうな。
わたしは明かりを消されると、もうさっぱりです。まさに真っ暗闇。
それでも人間ってすごいもので、そのうち目が慣れてくるんですね。
少し落ち着いたところで、シンとふたりで愚痴の言い合い。
「もー、なんでそんなに毎月、毎月、お金足らないって言うんだよう。」
「だって給料減ってるんだよ。不景気なんだよ。」
「今年リョウは修学旅行あるじゃん。」
「今日はカイの部活の鍵当番だったっけ?」
「ああ、目、どうしよう〜。」
「あ、あの仕事の連絡してくるの忘れた。」
「ねえ、これってどこかにマイク仕込まれてるってことないよね?」
「あるかよ。」
「暗視カメラとか。」
「あるわけないだろっ!」
…とか、言ってる間に30分。
「はい、お待たせしました。」と永瀬ドクターが入ってくるのですが、こちらは暗闇に慣れていても、先生は慣れていない。
暗いところで、わたしに目薬をさそうとするんだけど、目の位置が分からない。
「ええと、ええと、あ、ここですね、ここですね。」
顔を触りまくって目の位置を確かめ、ぷちゅっ。…点鼻。
「先生、外れました。」
「えっ、あれ?ええと。」
「先生、違います、そこ。」
「…。」
「自分でさします。」
「すいませんね。」
笑えた。
今日は色覚検査もしましたけど、そちらは異常なし。
首、繋がったぞー。
色覚に異常があったら、もう致命的やんか。
この検査もいろいろ言いたいことあるけど、まだ薬で目がよく見えていないのでまた今度。
30分ひとりでもたないから。
明かりを消されると、中にある計器類の小さな光しかなくなって、あとはほんとに真っ暗になるんですけど、シンはそれでもその小さな光だけで部屋の中に何があるか分かるんだそうな。
わたしは明かりを消されると、もうさっぱりです。まさに真っ暗闇。
それでも人間ってすごいもので、そのうち目が慣れてくるんですね。
少し落ち着いたところで、シンとふたりで愚痴の言い合い。
「もー、なんでそんなに毎月、毎月、お金足らないって言うんだよう。」
「だって給料減ってるんだよ。不景気なんだよ。」
「今年リョウは修学旅行あるじゃん。」
「今日はカイの部活の鍵当番だったっけ?」
「ああ、目、どうしよう〜。」
「あ、あの仕事の連絡してくるの忘れた。」
「ねえ、これってどこかにマイク仕込まれてるってことないよね?」
「あるかよ。」
「暗視カメラとか。」
「あるわけないだろっ!」
…とか、言ってる間に30分。
「はい、お待たせしました。」と永瀬ドクターが入ってくるのですが、こちらは暗闇に慣れていても、先生は慣れていない。
暗いところで、わたしに目薬をさそうとするんだけど、目の位置が分からない。
「ええと、ええと、あ、ここですね、ここですね。」
顔を触りまくって目の位置を確かめ、ぷちゅっ。…点鼻。
「先生、外れました。」
「えっ、あれ?ええと。」
「先生、違います、そこ。」
「…。」
「自分でさします。」
「すいませんね。」
笑えた。
今日は色覚検査もしましたけど、そちらは異常なし。
首、繋がったぞー。
色覚に異常があったら、もう致命的やんか。
この検査もいろいろ言いたいことあるけど、まだ薬で目がよく見えていないのでまた今度。
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