声が潰れました

描いていた絵にほんの少し光明が見えてきてほっとしてます。
もう、このまま浮上できないのかと思ったぞ。

相変わらず毎週土日はカイのバスケの試合です。
土日に仕事ができないというのは、ほんっと〜〜に辛いです。
おまけに朝がメチャクチャ早いときてます。
スポーツの試合って、なんでこんな朝が早いんでしょね。

5時起きで会場に行くんですけど、試合はお昼前。
前夜に、週末に放り込まれた月曜納めの仕事を済ませてから出ているので、就寝時間は深夜です。つまり数時間しか眠れてないことになり、
「すすす、すみません…ちょっと車の中で仮眠をとってきます…」
と、いうことに。
実際、車の中でちゃんと眠れることはないのですが、ほんの10分そこそこでも目をつぶってシートを倒して横になるだけでだいぶん違います。

たいがいそういう状態で試合に連れて行くことが多いので、試合中もおとなしく観戦してりゃあいいのに、500mlのペットボトルにビーズを詰めた応援グッズなんぞを手渡されて「さあっ!応援しますよ!」ということになると、急にスイッチが入って人格まで変わってしまい、

「おらー!いけー!」

「諦めんじゃねえええ!」

こめかみの血管がブチ切れるんじゃないかというほどの大声を出し、今日はとうとう声が
潰れました。


でも、本当に叫んでいる途中でこめかみあたりが「ぷちっ」とかいったときは、「あ、まずい、もしかしてわたしはこのままあの世に行ってしまうんじゃないだろうか。もしかしたら明日の朝、目が覚めないんじゃないだろうか」などとちらりと心配しました。

バスケの応援で興奮しすぎて死にました…。
うーん、それもまたオツな人生なのかもしれん、と思ったりもして。
昨日は負け試合でしたが、接戦だったうえになかなか好プレーだったのでさらに燃えた、ということがあったのですが、親がこれだけ必死になってるのに、ベンチの子供がぼーっとして自分の試合を見ているだけなのでむかっ腹立ってしまい、ちょっと怒ってしまった。
試合と試合の合間にカイを呼んで、
「ゲームに出ないからってただ座ってるだけか。あんた6年生やろ。一番声を出して応援しないでどうすんねん!親の声のほうが大きいのはおかしいやろ!」
カイは神妙にうなずいて、次の試合からはそれなりに応援していたようです。

カイに限ったことじゃないのですが、最近の子供は不思議です。
必死になるとか、燃えるとかいうことがあまりありません。
学校の勉強ももちろん大切だけれど、自分がバスケをやりたくて部活動をしているはずなのに、そこに自分の焦点を合わせようとしません。
毎日の練習は何のためにしているのか、この土日はいったい何をしに遠い体育館まで早朝から来ているのか、うまくなるためにはどうしたらいいのか、負けて次に勝つためにはどうしなきゃならないのか、それが分かっていません。

小学生の状態では確かにそんなものなのかもしれないし、そのために親が引っ張ってやらないといけないこともあるのでしょうが、引っ張ってやらないと何もできないっていうのはどうやねん?と思います。
子供がやりたい頑張りたいと我侭なほどのめり込むから親もつき合ってやろうと思うものなのに、親のほうが必死になっててどうする。

人間というのは、そんなに器用な生き物じゃありません。
何かに必死になろうとすると、何かが犠牲になったりします。
でも、何かが犠牲になってでも、それが短い期間のことであっても、必死になって自分の焦点をそこに合わせることというのは、生きていくうえで大切なことだと思います。
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