燃えないドッジボールはドッジボールではない

お客さんにこの日は不在ですと伝えるのも少し躊躇するほど多い、イベントの日々。
昨日はカイの小学校最後の参観日なので、それくらいは頑張って行って来ようと。
で、参観が終わったらスポーツレクリエーションです、と。
ふぇぇ…。疲労した体に鞭打つような。
何するんだと尋ねると、ドッジボールするんだとか。
もう、こうなったら腹をくくって暴れまくってくるしかない、と思いまして、朝からぐるんぐるん肩を回して、膝を曲げて屈伸運動までして挑みましたわ。
おばさん、何がとりえって背が高いことくらいしかとりえがないですから、上からボールを叩き落としてやるわい、泣くなよ、とか密かに鼻息を荒くしたりして。

で、ドッジボールしたんですけど、びっくりしたのは「何よこれ」というボールで。
赤ちゃんが遊ぶみたいなふにゅんふにゅんのボールで、当たっても痛くないし、投げるの大変だし。

こんなのドッジボールぢゃない!!

なんでこんな柔らかいボールを使ってるのとカイに聞くと、「んー、なんかねー、怪我するとかなんとか」

私らの子供の頃にドッジボールのボールが当たって大怪我くらった、なんていう子の記憶はないですが。

と、いうか、あのボールが男子から飛ばされて「どげぇぇん!」という衝撃が悔しくて、「うおおりゃああ!」と投げ返したらそれもまた簡単に受けられてまた悔しくて、という記憶とか、

「おい、女子守れや!」とかいう男の子バリケードでちょっと嬉しかったりとか、

過保護じゃないのか。これじゃあ、燃えないぞ。
ボールが当たったら痛いのだ、逃れるためにどうすればいいのか、突き指しないように受けるためにはどうすればいいのか、
それくらいの経験もできない体育の授業って、なんなんだ。

などと考えながら、あとのフリースロー大会でゴール一個決め、その後の尻尾取りと大縄跳びはただ見てるだけだったので、冷えて風邪ひいたらまずいと思って退散したのでありました。
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