無花果災難

このブログのタイトルやサイトのフォトギャラリーで写真を飾らせてもらっている『川端屋雑貨店』が8月末で閉店したと聞いてショックでした。
もともと何をするにしても、決めるのも実行するのも早いオーナーさんでしたが、ある日ふっと「やめる」と決めて、たたたっと閉店してしまったんだそうな。
理由はいろいろあったようですが、あそこのお店は被写体としてもとても好みだったので、残念でなりません。
今となってはわたしが撮影した数十枚の写真だけがその名残です。
こうなったら自己没にした写真も飾っておくかな。

昨日もおとといも、めずらしくあちこち外回りの日だったんですが、いつもお世話になっている印刷会社さんの事務の女性が、久しぶりに顔を合わせたら
「わたし、10月で退社することになりまして…」
とおっしゃったのでショック!
かわいい人でねぇ…。かわいいというより、美人、というほうがいいのかなあ。
性格も最高やし、しっかりしてはるし、こんなええ人そうそうおらんで、と、見てるだけで嬉しかった。
これから何を喜びにしてこの会社に行けばいいのか分からんぞ。
(や、それはその会社の人にシツレイですってば。)

ここんとこ、顔なじみのクライアントさんのところでの変化がいろいろあって、川端屋雑貨店は閉店になりましたけど、同じオーナーさんが経営しておられるイタリアンレストランはあるわけですし、会社を去って行かれてもそれで別に二度と会えないということでもありません。
それぞれが新しい出発をしていらっしゃるわけですから、元気で頑張ってね、と応援したいなというのが一番かもしれません。
ほんと、元気で頑張ってね。たまには連絡くださいね。


話は突然変わりますが、昨日ふと食べたくなって無花果を買いました。
無花果は昔からとても好きなんですけど、食べるとあっという間にお腹にきてしまうというのが難点。
乾燥無花果を2つほど食べても翌日は自然さを通り越して「あああああ…」とげっそりするほどになるのです。
ナマとなると、効果もすさまじかもしれん、と思ったのですけど、別に食べたことがないわけじゃないし、たまにはいいかな、食べたいし、と1パック購入。
それが悲劇の始まりでした。
お風呂あがりに食べたんですよ。甘くておいしかった。
苦しみはその30分後。
じわじわと沸き起こる胃の不快感。
それが途方もない痛みにかわり、さらに15分たつとじっとりと額に汗が。
「ト…トイレ…」と這うようにして行くと、おりしも夫が「お篭り中」。
この人の「お篭り」は長い。
もーだめ〜〜というときにやっと出てくれたのですが、入るなり吐くは下すはえらいことに。
それでも出してしまうと少し持ち直して、ぐったりしてしまったのでそのまま就寝。
で、さらに30分後。
一部、腸のほうに消化されていたものが利いてしまったのか、再びトイレに。
なんと、今度は長男が「お篭り中」。
「で…出て〜〜〜〜…お願い〜〜〜〜!!!」
「なんだよ…どうした?」
不機嫌そうに長男が出て来たところに、返事もできずそのままトイレの中へ。
吐くと下すが同時に来るので、もうどうしたらいいかわかんなくなって。
だって、トイレの便座ってひとつでしょ?
で、座ると顔を突っ込むを交互に繰り返して約15分。
体中汗まみれで、顔からはぽたぽたと流れ落ちる始末。
「ああ…助けて…」と、トイレから出て再び這うようにしてお布団にばったり。
夫が横でそれを見ていて、「ああん?」と言ったきりゲームしていたのがとてつもなく薄情に思えましたね。
普通「どうした?大丈夫か?」くらい言いませんか?
この男、わたしが本当に病気になって倒れても、いや、死んでも、涙すら流さないやつかもしれん、と悔しい思いをしながら、半ば気を失うようにして眠ってしまい、次に目が覚めたときは朝でした。
ああ良かった。生きていた。

腸感冒の感じではなかったので、たぶんアレルギー症状だと思うのですが、無花果でここまでアレルギー反応が出たことは記憶にないんですよね。
もっといっぱい食べたこともあったと思う。
仮性アレルゲンを持つ果物や食物はたくさんあって、嫌いではないけれど食べると喉がかゆくなったりお腹をくだすのであまり食べられないという食物に、わたしはトマト、メロン、バナナ、マンゴー、キゥイ、スイカ、貝類があります。
むか〜し、コーヒー牛乳を飲んで全身真っ赤になって痒みで苦しんだ、という経験があるのですが、調べてみたら蕁麻疹が出るのってアレルギー反応の最初の反応でした。
吐き下すのって、アレルギー症状でもかなり重篤なほうで、その上はアナフィラキシーショック状態みたいだから、あとで知ってゾゾ〜〜として。

お父ちゃん、「ああん?」て言ってる場合じゃなかったのよ。
最後にベッドに倒れこんだのが、意識障害じゃなくて寝ちまったからだ、ちゅうことに感謝だわよ。
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