おにぎりと命の天秤はスリリング

今週はととっ…と3つくらいが入稿になってほっとして。
4月くらいからずーっと止まっていた仕事もようやく入稿のめどがついて、やれ嬉しや、やっと請求書が切れるぞ、と。
この3連休は少し遅れをとっていた仕事を取り戻すべく、今朝は6時に起床し、バスケットの試合であるカイを送り出し、試合の当番はシンに頼み、「さー、仕事じゃー!ファイトじゃー!」と張り切っていたら、見送ったはずのシンから電話。

「あのさぁ、昼メシ、買ってきてくんない?」

えーっ!なんでだよー!

「おにぎりでいいって言ってたじゃん!コンビニで買うって言ってたじゃん!家の前がコンビ二なのに、買って行ってないの?!」

「ウン。こっちで買うつもりだったんだけどさ、車いっぱいで、一度出したらもう停める場所なくなりそうなんだよね。」

そりゃそうだろうよ。市の大会なんだからさ。合併して広くなってんだよ。でも会場は一緒なんだからそりゃ一杯になるだろうさ。
んなもん、一度や二度の経験じゃなかろう?何やってんだよー!
飢えろ。一食くらい抜いても死なん!!!!

…と文句言ってもどうしようもないので、しかたなく『家の前のコンビ二』でカイとシン二人分のおにぎりを買って片道50分ほどを出発することに。
バスケットの大会はいろんな場所であるのですが、今日の場所はわたしがもっとも運転を苦手とする場所です。

その1 カーブが多い。(タイヤの大きいテリオスキッドはカーブが苦手。)
その2 トンネルがある。(わたしは鳥目)
その3 50kmの制限速度で走っていると後続車にせっつかれる。

特に「その3」は今日のようにカラッとしたいい天気、という日は本当に大変で、制限速度は50kmなんですってば、と思うのに、60km出しても70km出しても後ろの車からガシガシ煽られる。
で、何度もバスの停留所に入ってやり過ごし。

ところが「その2」。
鳥目のわたしは明るいところから急に暗いところに入ると全く何も見えません。
トンネルっちゅうと灯りがあるとは限らないわけで、1500mくらいの長さがあったってトンネルの中は無灯です。
車のライトをつけたって、わたしには「何にも見えない」のよ!

これは怖い。
本当に怖い。
こういうときは前に車がいてくれると、その光を辿っていけばいいので助かるのですが、みんなががんがん飛ばしているのでついていけない。
怖い、怖いよー!
早く脱出したい一心で力が入ってしまうのか、知らないうちにアクセルを踏み込んでいるらしく、「ああようやく出口だ」と思ったときにメーターを見ると、だいたい80kmほど出してます。
これだけ出してても前の車についていけない。
あんたら何者?
みんなスピード違反で捕まってしまえー!

ぜいぜい言いながらやっと会場に着き、おにぎり4個のためにまた命をかけて戻るのかと思いつつ、帰路についたのでした。
帰りは後ろから全然車が来なかったからラクだった。

海が見え、船の停まる漁港が見え、緑豊かな山道を走り、気持ちにゆとりがあったなら相当気持ちのいいドライブコースだったと思いますが、わたしはそれどころではなく、帰宅するなりぐったりです。

とりあえず、おにぎりと命が引き換えでなくて良かった。
明日は買って行けよ!!
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